黄色くて星の形をしたスターフルーツ。とてもかわいいですね。
料理に使ったら、とてもおしゃれに引き立ちます。
最近ではスターフルーツをテレビや雑誌でとりあげられているため、知っている人は大勢いると思います。
しかしなかなか食べたことのある人は少なく、良く分からないことが多いです。
そこで沖縄産のスターフルーツとはどんな食べ物か?どうな味なのか?調理の仕方などを説明していきます。
スターフルーツの栽培について
スターフルーツの原産国はインドの熱帯地域のもので、中国南部や台湾・ハワイ・フロリダダ・ブラジルなどの熱帯や亜熱帯地域で栽培されています。
日本では沖縄で栽培されていることが有名です。
沖縄のでの収穫時期は9月~11月、1月~3月になります。
スターフルーツの和名は”ごれんし”(五斂子)と言います。
スターフルーツは木にできる実で、楕円型をしています。
木は2~3mの低木で、実から想像のできないピンク色の細かい花が咲きます。
スターフルーツの切り方
スターフルーツは細長い楕円型をしています。
断面を切るとかわいらしい星形になります。
調理するときは、まずしっかりと水で洗ってください。
まな板に実を寝かせた状態にして、三角の頂点部分の先を5か所切り落とします。
そして輪切りにすると星形になります。
果肉はサラッと簡単に切ることができます。
縦長に切るとスティック状になります。
皮をむく必要はないです。
スターフルーツの味について
皮ががグリーン色をしている時は、酸味があり甘みが少なめです。
お店で売られている商品は黄色く、少し柔らかくなり販売しています。(沖縄県外で購入したものです。)
黄色く熟した果肉は甘く南国のフルーツの味がします。
やや酸味を帯びているので、すももにトロピカルな味が加わったような感じです。
実の硬さや色が違うだけで、酸味や甘みが全然違います。
糖度は10度程度で、柑橘類と同じくらいの甘さになります。
スターフルーツの保存の仕方
熟しすぎたり角の部分に負担がかかると、角から茶色くなり腐っていきます。
保管するときは注意が必要です。
皮がグリーン色のときは20度ぐらいの室温で保管するといいです。
皮が黄色になってきたら冷蔵庫で保管してください。
スターフルーツの栄養ついて
スターフルーツは体にいい栄養成分が豊富に入っています。
栄養について説明していきます。
ビタミンC
スターフルーツはビタミンCが豊富です。
ビタミンCは皮膚や血管を強くしてくれる作用があり、老化の予防や美容効果を高めてくれます。
抗酸化作用があるので、ガンや動脈硬化などの病気も予防してくれます。
カリウム
スターフルーツはカリウムも豊富に入っています。
カリウムは体の水やナトリウムを排出する作用があるので、高血圧の予防をします。
また体のむくみが気になるときは、スターフルーツを食べて解消することも期待できます。
腎臓の病気を抱えている人はカリウムが体の負担になることがあるので、医師に確認してから食べてもらうといいです。
食物繊維
食べていて繊維が気になることはありませんが、食物繊維もはいっています。
食物繊維は腸の調子を整え、便秘を解消してくれます。
スターフルーツの食べ方
スターフルーツはそのまま食べてもらったり、サラダやヨーグルトに混ぜて食べることができます。
そのほか、酢漬けやジャム、胡麻和えにしてもおいしく食べれます。
沖縄でできる変わったフルーツ
一緒の日本であっても沖縄のフルーツはなじみがないことが多いですね。
沖縄ならではの、フルーツを紹介していきます。
シークヮーサー
シークヮーサーは昔から沖縄本島北部で親しまれてきた柑橘類です。
皮が濃い緑をしています。
果実はとても酸っぱいので果汁を刺身や焼き魚にかけて使用したり、ジュースやゼリーに加工して使用されていたようです。
近年は味だけでなく栄養にも注目が集められています。
直接食べることは酸っぱ過ぎてできませんが、クエン酸やノビレチンの含有量が他の柑橘類より多く入っており、健康や美容のために期待できるフルーツです。
パッションフルーツ
パッションフルーツはつる性の熱帯果樹で、花が時計のような形をしていることから”クダモノトケイソウ”とも呼ばれています。
だいだい色の果肉と独特な果汁の香が特徴で、酸味・甘み・香りの三拍子がそろっています。
栄養はカリウム・カロテン・ビタミンB6・葉酸が多く含まれています。
ジャムやゼリー、ジュースの原料として使われています。
半分にカットして、皮をお皿にして食べてもらうこともできます。
ヨーグルトやアイスと一緒に食べるのもおすすめです。
カニステル
別名エッグフルーツとも言われます。
舌ざわりはもっちりして、かぼちゃやサツマイモのような甘みとコクがあります。
カロテン・ポリフェノールを多く含む栄養価の優れたフルーツです。
実がオレンジ色になり柔らかくなってきたら食べごろです。
冷やして皮をむいて食べるとおいしいです。
またペーストにしてパンにつけて食べるのもいいです。
まとめ
沖縄産のスターフルーツはなじみがなく知らないことが多かったと思いますが、調理もしやすく、栄養価もあることが分かって貰えたと思います。
食卓やおやつとしてスターフルーツをだしてみると、いつもと違う雰囲気になるかもしれません。
ぜひ興味をもたれた方は食べてみてください。